【第2話】うっすぺらなプライド

図書館に通うと楽だった。

皆は本に集中しているし、勉強している学生が多く

僕以外のものに集中していると思えたからだ。

 

理由をつけたかったからかもしれない。

僕が他人を見ても、僕よりも本に集中している。

そりゃそうだ。図書館は目的をもっていくところだ。

調べものをしたり、勉強したり、

誰もが自分のために、時間を使っている。

他人のために時間を使う人なんて、図書館にはいない。

 

よほど居心地がよかったのか、

定期的に通うようになった。

 

就職に関する本、労務に関する本。

全く知らなかったので、驚きの連続だった。

 

人に教えてもらうのもいいが

土台があるなしだと、感じ方が違うだろう。

 

相手の話を鵜呑みにしないで、

相手の考えと自分の考えを比べることができる。

 

インターネットで得た知識より本から得た情報が正確だった。

本の裏に刷数が書いてあるので、

支持されたのか、そうでないかがわかった。

50以上だとそれだけ正確なんだろう。

 

気になる言葉はメモして、自宅の壁に貼った。

壁がいっぱいになっていくのをみて

手帳を買うことにした。

1つにまとめたかったし、持ち歩きたかった。

今度は手帳に書き込んだ。

スケジュールは空白だらけだったので、

予定には図書館に行く日と返却日をかいた。 

 

ここでまた自分の中で考え方が変わっていった。

 

続く。