【第5話】しちてんばっとう

飽きがくる。

どんな対策しても飽きがくる。

向き合っているが全然頭に入ってこない。

 

環境を変えてみた。

どうせ図書館に行くので、そこでやればいい。

場所を移せば、飽きがなくなるだろう。

 

勉強をしている学生がいるので、

雰囲気でなんとかなるかもしれない。

形だけの取り組みからなんとかしたかった。

やり方を変えたかった。

 

やり方を変えてみた。

周りを意識して、取り組み、

国家資格への受験に向けて励んだ。

 

2週間後、過去問を解いてみた。

5割は取れているだろうと思っていた。

だけど結果は惨敗だった。

 

なんだこれと思った。

あんなに時間をかけたのに。

みんなと同じように取り組んでいたはずなのに。

おかしい。なんでだ。なんでこんな結果なんだ。

 

なぜなぜと思ううちに

ハッと気づいた。

みんなと同じように?

みんなって誰だ。

 

結局は僕は自分のために

時間をかけたわけじゃない。

みんなを意識して、

どこのだれかわからない人たちに劣等感を覚えて

誰かに勉強してますよとアピールしただけ。

僕はこんなに頑張ってます。

頑張ってますから。

 

ただ世間体を意識しただけ。

 

根っこは変わらない。

形だけだ。形だけ合わせただけだ。

 

もうわけがわからなかった。

 

続く。

 

 

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